プロアングラーの声
HERA
Yano Mitsuru
矢野満
初めて装着した時から、このサングラスは釣りを補助的に支えるものではなく、釣りをする上でなくてはならないものである。
初めて装着した時から、このサングラスは釣りを補助的に支えるものではなく、釣りをする上でなくてはならないものである。
そう感じて常にサングラス越しにウキの動きを追い続けて、爆発的な釣果を出し続けています。そして、ファッションの一部であることを忘れていません。
私のへら鮒釣りスタイルは、時に繊細に時にダイナミックに。攻撃的でスピード感ある釣りを最も得意とし、一心不乱にウキの動きを追い続けています。攻撃的な釣り・・・とありますが、その攻撃的という言葉の裏には数々のウキの動きを見極める選球眼、これがあって初めて成立するものであり、スピード感とウキの動き、そして釣果が比例するものであります。また、私のメインフィールドである関西地区は、釣り堀での繊細なウドン釣り、これが今も人気釣りの一つであり、私も冬季をメインにその「超繊細」とも言える釣りを楽しむべく、釣り場に足を運んでいます。
攻撃的なリズムにも、冬の繊細な動きにも、私が不可欠だと思うのは選球眼。選球眼とは視力の良さではなくまずしっかりとウキが見える状況を作ること、これがまず大切なものと考えます。夏のダイナミックな釣りには「トゥルービューフォーカス」をメインに使用し、眩しい日差しを遮って激しいウキの動きの中から正確な食いアタリを選別、釣果を量産していきます。一方、夜明けが遅く暗い朝まずめ、曇天も多い冬には「イーズグリーン」をメインに使用し、アタリ数=釣果となってしまうような冬の渋い状況下の視界に明るさを与えて繊細なウキの動きを見逃しません。また、ウキのトップも繊細な動きに対応すべく細いものとなるのがこの冬の釣りであります。ウキのトップが水面と同化してしまうような暗い視界と水の色の状況下には「ラスターオレンジ」を使用し、明るさと対象物を立体化させる力でウキのトップを明確に表現させて繊細なウキの動きを見逃しません。
へら鮒釣りは道具を楽しむ一面が他魚種の釣りに比べて多いような気がします。そして私自身も道具を楽しみこよなく愛する釣り師の一人。サングラスに求めるのは機能性が第一ではありますが、体と一体となるサングラスには違和感のない装着感に加えてファッション性を強く求めています。レンズカラー、季節の服装に合わせる、さらにはバイザーやキャップを装着した時との一体感などをイメージしてフレームチョイスをとことん楽しんでいます。愛する道具の一つとしてその拘りをサングラスにも強く注いでいます。