Voices

プロアングラーの声

BASS

Shimizu Morizo

清水盛三

幼い頃に父と祖母にへら釣りを教わり、釣り少年に。小学生の頃にはバスプロになる夢を描いて大学生でデビューした直後に西日本アングラー・オブ・ザ・イヤーに輝く。その後国内のトーナメントで成績を残し2002年に本格的にアメリカのトーナメントへ参戦。世界最高峰のB.A.S.S.マスターズ エリートシリーズを舞台に挑戦を続けている。2011年、2014年、2015年には夢の舞台であるバスマスタークラシックに出場。

ずっとトーナメントで使い続けてきたから、自然にスイッチが切り替わる。

ずっとトーナメントで使い続けてきたから、自然にスイッチが切り替わる。

VERO 2ndをかけると、自分の中で何かがスタートする。戦闘態勢に入るように。ずっとトーナメントで使い続けてきた偏光グラスだからか、自然にスイッチが切り替わる。できればドライブでは、試合で釣りをする時とは別のサングラスをかけていたい。たぶんオンとオフみたいなものかな。アメリカは日差しが強いっていうのもあるけど、当然、バスボートの上でも車の運転でも、極端に言うと寝ている時以外はずっとサングラス。できるだけ眼にダメージを蓄積したくない。元々、サングラスはファッションとして身に着ける以上に、まずは眼を守る道具で、裸眼だとすごく疲れやすくなるのが運転していてもわかる。移動距離が長いしね、日本でもアメリカでも。アメリカのツアートーナメントで湖から湖へ。次の試合に向けて、一日 1,000kmから1,200kmのロングドライブ。二日間かけて2,500km以上走ることもあるし、やっぱりサングラスが無いと困る。それも本当に疲れない偏光グラスが。軽くて見え方が綺麗で違和感もなくて、何よりも絶対的にカッコいいのが。アメリカに行ってナメられたらあかんからね(笑)

それは例え、遊びであっても。遊びって本気で遊ぶから面白い。

求めている偏光グラスは、もう20年ぐらいブレてないけど、スタイリッシュな機能性。まずは直観的なカッコ良さ。それでいて、ギアとしての機能も完璧じゃないと信頼できない。頼りになるサングラスは、絶対にいる。自分の眼から得る情報が一番多いと思うから、そこは大事にしている。とにかく違和感は無くしたい。眩しさやギラつき、水中の見え方や遮光性だったり、重さや自分にサングラスが合っているかのフィッティングも含めてね。何か少しでもあるとダメで、全力で戦うために極限まで集中力を研ぎ澄ませたい。ほんの僅かかな違いが大きな差につながる、本当に紙一重の世界で戦うための道具だから。サングラスの存在を忘れるぐらい常にベストな状態で釣りがしたいと思っている。もちろんトーナメントだけじゃなく、普通に釣りをするときでも。使いやすさ・機能・カッコよさ。この3つに魅力がないと使いたくない。それは例え、遊びであっても。遊びって本気で遊ぶから面白い。僕なんかその究極が試合で、本気で遊んでいたら一番上を目指してアメリカのトーナメントに参戦してしまった。

オカッパリでも取材に行っていたし、子供の頃からずっとオカッパリでやりながら、周りの友達よりたくさん釣りたいとか、一番大きい自己記録を更新したいとか、何か達成感のようなものを探していた。目標やハードルを作って、本気でやるからこそ遊びが面白くなっていくのかな。いまの足元の目標はクラシックの出場権を獲得すること。大きな目標は世界の頂点に立つこと。でも、それが自分の最終目標かというと、そうじゃない。このアメリカの地で、バスマスター・エリートシリーズで学んだいろんなことを、日本に持ち帰って伝えられたらなって思うし、バスフィッシングのトーナメントという競技の注目度を上げて、この世界を盛り上げたい。そのためにもバスフィッシングのイメージをもっとカッコよくすること。若い人達にも面白さを伝えたいからね。それが自分が二十歳の時からの希望で、今でもずっと変わらない。だって、こんなに面白いのにもったいないからね、伝えないと。実は僕がアメリカに行き始めた当時、やっぱりみんな強かったけど、昔の人らってみんなジーンズにトーナメントシャツをインしててね。(笑)たぶんシャツ出してるのは僕しかいなかった。でも、もういまは全員シャツ外に出てるよな。もし僕が何か一つだけ言えるとしたら、アメリカでシャツ外に出したのは俺が一番最初やぞ、と。(笑)

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